国内農機具メ−カ−2017年売り上げ実績と概要について
日本の農機具メ−カ−ビッグスリ−、クボタ、ヤンマー、イセキの2017年度
売上高と概要について忘備録としてまとめておきます。
クボタ
<2017年12月期決算>
売上高・・・前期比9・7%増、1兆7515億円、最終利益3・0%増1364億円
赤いトラクタ−でお馴染みのクボタです。日本国内において売上、シェア共にナンバーワンで海外のランキングでも常に上位に入っています。
2017年度の業績も順調に推移しています。最近は欧州エリアや中国エリアを中心に建設機械やエンジンの販売が好調で売上高は過去最高となっています。
それに加え、北米市場でのトラクターの販売が伸びた事や、為替相場が円安基調で推移したことも大きなプラスの材料となりました。
特に建設機械の需要は海外での住宅工事が拡大していることから更なる伸びしろを見込んでおり、引き続き力を入れて取り組む方針です。
また農業機械に関しても海外新市場の開拓、経営機能のグローバル化よりタ−ゲットを日本農業市場から世界市場に本格的にシフトさせ、事業領域の拡大を目指しています。
(2019年度、売上高2兆円に再挑戦!)
ヤンマー
<2017年3月期決算>
売上高・・・前期比6%増、7493億円。経常利益は同52%減の113億円。
最終損益、13億円の赤字
ヤンマーも定番メーカーとして非常に人気が高く国内トップスリ−常連ですが、残念ながら今期は大幅な赤字となっています。
東南アジアや欧州で現地向け製品の開発に力を入れていますが、コストの増加に対して思うように売上が伸びずマイナスになりました。
海外市場で順調に事業展開しているクボタと明暗を分けた形となりました。しかし製品開発自体は順調に進んでおり来期以降、売上に反映されると思われます。
2018年以降はベトナムやミャンマーでの農機販売、北米での農機用エンジンの売上が見込まれており、大きな伸びが期待されています。
イセキ
売上高(連結)・・・1583億円。経常利益(連結)は42億円。
売上高は前年同期比9億9200万円減(2.6%減)の366億7900万円。
ブルーのトラクターが人気のイセキもクボタ、ヤンマーと並ぶ国内ビッグスリ−です。
国内売上高は農機具販売の低迷による減少を、作業機や施設工事の増加によりカバーし増収となっています。285億3100万円(同3億6200万円増,1.3%増)
海外売上高は、中国・ASEAN向けの出荷が好調だったものの、北米や欧州での減少が響き、81億4700万円(同13億5400万円減、14.3%減)となっています。
今後は海外工場でトラクターなどを増産し、ASEAN(東南アジア諸国連合)での売上高を現在の2.5倍に増やすなどして2020年をメドに海外売上高比率を現在の24%から40%に引き上げる方針を打ち出しています。
国内は農家の減少などで需要が伸び悩んでいますが、経済成長の進む海外では市場が拡大していますのでイセキもライバルメ−カ−同様に今後の成長源になると見込んでいます。
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